犬と猫の違いとは！
性格
犬は社交性があり従順、猫は自由奔放な個体が多いと言われていますね。犬の性格は忠実ですが、猫はマイペースという性格の違いがあったりします。
また、犬は飼い主と主従関係を保とうとするという性格があります。しかし、猫は人間を対等に見るという性格があったりします。その他にもたくさん違い性格があります。
・犬の性格
忠実に加えて、しつけをしっかり行うことによって、飼い主の命令にはしっかり聞き従う性格です。主従関係をしっかりさせておくことによってきちんと群れのリーダーとして見ています。
飼い主の感情を読み取ろうとする性格でもあります。
・猫の性格
飼い主に対して、犬ほど感情表現が多くはないという違いがあります。
そして、上で述べたような性格に加えて、猫は気が向いたら飼い主の横にやってきて、甘えてくるという性格があります。また、甘えたくない時は全然振り向きもしないこともあります。しかし、そういう甘え方が好きな人が多いのではないでしょうか。
人間と犬・猫の歴史
・人間と犬の歴史
犬は歴史上、人間が初めて家畜として飼育した動物であるとされています。イヌがなぜ、どのようにして家畜化されたのかについては、明確には分かっていません。ある研究チームはイヌの家畜化を示す最古の化石証拠は、約1万5000年前の時代のものとなるを指摘しました。この時代に人間は定住地を形成して農耕を始めたと言われます。
イヌの直接の先祖はヨーロッパの古代オオカミであることがDNA分析の結果明らかだと言われています。オオカミの成獣を人に馴れさせるのはほとんど不可能に近いですが、子供のうちに群れから離され、人間の中で育てられたオオカミは、かなり人に馴れることが知られています。それでも時に突然危険な行動をとるようなことがあるため、馴化して家畜として利用することは難しいと言われます。
ゆるやかな接触の時期」には、オオカミが人の捨てた食べ残しをあさるため人の宿営地に近づくようになり、何らかの淘汰圧が働いて次第にイヌ化したのではないかとの意見があります。現在のイヌ・オオカミの遺伝子分析の結果から、オオカミとイヌの攻撃性の違いが、遺伝的背景と関連を持つ可能性が報告されています。
・人間と猫の歴史
これに対して猫が家畜化されたのは、穀物を栽培する生活になってからです。新石器時代、中近東地域から農耕が広まり始め、穀物が保管されるようになるにつれて、ネズミが爆発的に増加したために、穀物庫の番人役としてネコが村の中で重宝されるようになったといわれます。エジプトでは起源前4000年の遺跡から猫の骨が発掘されていますから、このころには家畜化されていたのでしょう。
食事
・食習慣： 犬と猫は食事の回数や時間が異なります。犬と猫の食事面に対して、飼い主さんの大切な役目はその違を理解して、自分のペットの健康に繋がる食習慣を作ってあげます。また、食べるものが違いますから、必要とする栄養素も異なります。
| 犬 | 猫 |
| 1日1回の食事で済ませられるほどの大きな胃袋と強い食欲を持っています。そして、犬は野性時代の名残で、食いだめする習性があります。 | 猫は、数回に分けて少量の食事をする習性があります。 |
| 量を多めにしたドッグフードを1日1回のみ与えている飼い主様もいます。しかし、健康面を考慮すると、ドッグフードの量を調整しながら1日2回に分けたほうがいいです。 | 1日2～3回に分けた食事に気を配ると同時に、食べ残しが犬に比べると多いので腐敗の可能性のあるウェットフードなどは、食べ残しがあれば食事のたびに片付ける必要があります。 |
| 基本的に犬は雑食です。犬は大昔から人間と共存して生きてきました。そのため、人の食べ物などに触れることも多く、雑食であるようになったと言われているようです。 | 基本的に猫は肉食です。猫は犬ほど人間と親密な関係を築いていたわけではありません。そのため、人間の食べ物に触れる機会も少なく、従来の肉食性を持ったまま今に至るのでしょう。 |
まとめ
このように犬と猫はまったく違います。犬も猫も同じペットとして人間と共に生活しています。よく知っておくことによって楽しく幸せな生活を送ることができるでしょう。
